地場産業と伝統工芸の融合

山林面積が多く、良質な木材が採れる阿波徳島で古くから培われた地場産業である木工業。また、同じ徳島県の伝統工芸であり、世界からその美しさに注目が集まる藍染め。徳島で培われたこの２つの産業を融合させたい、そんな想いから、木材を藍染した製品開発に着手しました。

木材を藍染めする技術が確立されていない中、試行錯誤を繰り返した末、染付けに独自の工夫を施す事で自然な藍色に染めつけることが可能となり、藍染wood として誕生しました。現在では徳島県内の主要な歴史文化施設や会館等で販売されており、好評を頂いております。

素材の趣を生かした風合いや経年変化

木の杢目と、染み込んだ藍の美しさの組み合わせで、一枚一枚驚くほど違った風合いを見せてくれます。また、使い続けることによって色が木に馴染み、細かな傷や染みなども歴史として刻まれていき、よりよい質感を醸し出します。

キノクラでは、今後この藍染woodを使って様々な商品を開発していこうと考えています。藍染と木が作る地の魅力を、是非お楽しみに。